2012/04/16

[紹介]学生に大人気の街、パリ

学生に大人気の街、パリ(大使館HP)


パリが学生都市ランキングでトップになったというニュース。

意外?な感じもしますが、このランキングのメソドロジーが学費や学生人口、生活の質、雇用者に関しても考慮しているためだと思います。


パリが当ランキングでトップを取った理由(フランスの特徴)として以下の要因をあげています:

1.公立大学学費の安さ(学費が平均1,000ドル以下、奨学金等手厚い公的支援システム)
2.国際的雇用者からの高評価(大学と企業とのパートナーシップ、高等教育機関の存在)
3.改善された物理的環境(大学図書館とCROUSに2億ユーロが投入)
4.豊富多彩な文化活動(さらに全て学割で利用/鑑賞できる)
5.大学における様々な取り組み(説明会、学生・教授交流会、チューター。教育研修、アルバイト、住居を探すための独特の支援ネットワーク等)


特に1.の要因が大きいのではないでしょうか。
グランゼコールも学費がかなり安い(一部商業系除く)ですし、ENAやポリテクは公務員扱いでお給料まで出ますし。

文化好きの人は、学生であるという特権を利用して学割が利くのも良いですね。


(私も次は生まれ故郷パリに留学したいです!!!! )

2012/04/15

[雑感]"pas mal" から見る国民性

フランス人は滅多に全肯定をしない。

Comment tu-penses? (どう思う?)と聞いても、
・"pas mal" (英語で言う、not bad)
・"comme ci, comme ca" (英語で言う、so-so)
と答えることがものすごく多い。

フランス人の友達いわく、
彼らが"C'est bon."というのは、「本当に素晴らしい!!!!!!!!」と思う時だけだそう。


逆に、アメリカ人は思ってなくても
"Awesome!" "It's best!"
と言うことが多い。
そっちの方がsuperficialじゃないか?と逆に突っ込まれました。


国民性と言うのはオーバーかもしれませんが、意識してみると国民性の違いが出ているなあと感じた出来事でした。

2012/04/02

Cool Japan Goes Social! Eventから学んだ4つのこと

"Cool Japan Goes Social"というEventに参加しました。 @ 東京国際ホール

そこで個人的に印象に残った言葉&学んだこと、雑感を展開したいと思います。

1.ビジュアルコミュニケーションの重要性
第一部"Cool Japan Goes Social" 生駒芳子×Misha Janette×スプツニ子!のセッション。

三方全員がビジュアルコミュニケーションの重要性を認めていました。

MishaさんはPinterestという画像に特化したSNSを始めたそうです。
"文字は長すぎるとうざい、写真だけで勝負する"(by Mishaさん)
"センスをソーシャルでシェアするという新感覚"(byスプツニ子!さん)


"日本のいい所"を伝える時も、文字で読むのと写真で見るのとでは大違いです。
ビジュアル戦略は日本の省庁HP等まだまだ改善の余地があるのでは、と思います。


2.発見は意外と身近にある?
「本当にいいものは身近にあると気づきにくい」(by スプツニ子!さん)

Mishaさん、スプツニ子!さん二人とも海外の視点を持ち合わせているからこそ、
日本の良い所 = Cool Japanが分かるとおっしゃっていました。

それは誰しも一緒で、海外に出た時に日本を意識することが多く、
日本ではない所で日本を外から見ることで、改めて日本の良さを発見します。
日本に居ると当たり前だと思っていたことが海外では当たり前ではないということに気付くこと。

私も共感しました。違った視点で身近なものを見てみると新たな発見が有ります。


3.フェティッシュなものが受ける時代。
情報過多の時代に、誰でも手に入るようなオールマイティな情報はいらない。
"自分のユニバース"を持っている、自分のスタイルからブレない = フェティッシュなものが受けているし影響力を持つ。
(by 生駒さん&Mishasさん&スプツニ子!さん)


Mishaさんは特に、尖ったファッション、アングラなファッションを主に紹介しているということで独自のユニバースを確立しています。彼女独特だからこそ、それが反響を呼んでいるのです。

どうしても人は浅く広く発信しがちですが、情報が多いからこそフェティッシュなものが際立つのではないかと思いました。

自分のテイストからブレない、絞り込みが大切であるというMishaの発言については
myJapan代表・岡本君の記事も参考になります。(私もここは強く共感したポイントでした。)


4."デザイン塾"が日本の将来を変える?
"Cool Japan meets IDEAS" 伊藤直樹×秋山具義×柴田文江×遠山正道×太刀川英輔
第二部ではMazerというサイトで優秀アイデア&ユーザーに対する公開授賞式が行われました。

最優秀アイデアに選ばれたのは、
【日本人デザイナーが世界で活躍できる方法】というお題に対して
"デザイン塾を作る"というアイデア。

これは伊藤さんや太刀川さん含めクリエイティブデザイナーの方々の昔年の夢らしく。。
私自身デザインに最近興味を持ち始めたので、幼少期からデザインを知る機会があれば素晴らしいと思います。

図画工作にデザインをプラスして、"図工デ"を義務教育で教えるという発想。(by柴田さん)
どうしても日本の教育は○×方式(答えありきでそこに誘導するもの)が多いので、答えがないデザインという概念を同時に教えるのは柔軟な考え方にも繋がるのではないかと思います。

「日本から世界を変えるような発明がうまれていけば良い!」(by太刀川さん)
デザイナーに限らずデザイン教育の門戸を広げるということはArts & ScienceのArtの部分の強化につながるのではないかと思います。ぜひ、実現していただきたいです!!


●まとめ
アーティストやクリエイティブディレクターが一同に介して率直な意見を伺う機会など、
なかなかないので多くの気づきを得ることができたセッションでした。

「デザインは私たちの生活すべての領域に関わっている」(by柴田さん)
私が普段居る業界とは全く違う世界ですが、
実現可能性を気にしすぎてアイデアを出すことをためらわずに、
デザインを自分の生活に上手く取り入れて生きていきたいなと思いました。


*おまけ
チケットも頂き、TOKYO ART FAIRも楽しむことが出来た素敵な土曜の午後でした。
現代アートの良さに今更ながら気づいてきた今日この頃です。。
将来はアートを買ってアーティストを支援できる人になりたいです。