2012/10/13

[読了] 代官山オトナTSUTAYA計画


代官山・蔦屋書店。
訪れる度に素敵だなと思う空間。
なぜこのような空間を、"TSUTAYAが"作ろうと思ったのか?

山手通り沿いにあるカフェ・ミケランジェロの常連さんだったという社長。
代官山プロジェクトの構想を、以前から店長にも伝えていたそう。
どのような思いで社長がこの代官山プロジェクトに臨んだのか?

そこを探りたくてこの本を手に取りました。

以下は、特に印象に残った3点を紹介してます。

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①CCCは”企画を創る会社"であること。
TSUTAYAで売っているものは"ライフスタイル"。
訪れる人をポジティブにすることが、TSUTAYAのミッション。

:TSUTAYA=ただのレンタル事業だと思っていたことを反省しました。。
 いまや"シェア”の概念も広まり、ごく自然に受け入れていますが
 【所有を提供する】という部分にライフスタイルの大きな変化を見いだしていた社長の思い並びに先見性はすごいと思いました。



②代官山蔦屋は、プレミアエイジ(50-65歳のオトナ)を対象としていること。
なぜプレミアエイジなのか?
時間的余裕があるということもさることながら、ライフスタイルを創りだすことに、能動的な層であるから。
プレミアエイジを呼び込むことで、そのオトナに憧れる下の世代も集まってくる。
代官山プロジェクトではそのような場所にしたい。

:てっきり、お洒落でluxeな空間なので、20-30代の若者をターゲットにしていると思っていました。。
 社長ご自身も還暦を迎えたことも有り、プレミアエイジの世代が20代の頃に新たなライフスタイルを発掘したという自信があるのだなあと感じました。
 また、素敵な大人が集まる場所には、その大人に憧れる人(世代を問わず)が集まる傾向は実社会でも良く有ることです。
 そのようなサロンのような場所を、図書館やカフェという空間を媒介にして代官山に創りたいという社長の思いを感じることが出来ました。
 エネルギッシュな大人はかっこいい!!



③代官山プロジェクトでつくりたいものは、図書館、そして魅力的なカフェ。
なぜ図書館なのか?
それは、プレミアエイジをインスパイアし、クリエイティビティを高めるような場所であるから。

人はカフェに、流れる時間を求めにくるもの。
『カフェが欲しい』と人が言う所の真意は、
「おいしいコーヒー屋が欲しい」ではなく
「ゆったりとした時間を過ごす場所が欲しい」ということ。
カフェ、すなわちライブ性があり常に変化する空間を提供していきたい。

:これは想像通りです。魅力的な図書館・カフェという空間作りをしていきたいという旨のお話。
 常連であるミケランジェロを気遣って、あえてカフェを路面店にしなかったというエピソードも(この本には出てきませんが)伺ったことがあります。
 OPENからもうすぐ約1年ですが、当初の構想を崩すことなく新たなライフスタイルを生み出す人達の集積地になってほしいと思います。


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【読了】

[旅行記] 音楽の楽園、イビサ島 Ibiza

音楽の楽園、イビサ島へ。

ずっと行きたかったIbiza。
じゃあ実際に行ってみる!?ということで友人と企画したのがこの旅のはじまり。
実質滞在時間2日間(2nights)だけど、ものすごく満喫できました...♥
写真とともに、ご紹介致します。


夜のIbiza。
David Guetta目当てに日程合わせたら、前日はLMFAOのPartyもあると聞き!!
折角なら両方行くしかない!!ということで、
LMFAO Party@Privilege,
David & Cathy Guetta presents FMIF Party @ PACHAへいってきました。


First night @ Privilege♬
Privilegeはイビサはおろかヨーロッパで1番大きいクラブ!
広過ぎてびっくり、さすが音楽大国であることを1日目から実感しました。




LMFAO登場!!!


"Champagne Towers"では、お客にもダンサーにもリアルシャンパンを飲ます。。



"SHOTS!!"の会場の一体感は半端なかったです。


ラスト曲"Sexy and I Know It"では全員脱いでました。笑 お決まりかな。

Crazy & FunkyなLMFAO live楽しかった〜!!!!!!


Second Night @ PACHA♬
David Guettaの生DJが聴けるとは。。
ずっとFMIF mix CD(2011, 2012)を聴き続けてたので夢のようでした。

F*** ME I'M FAMOUS!


圧巻Dancers!衣装も豪華!
AM2:00頃ご本人登場。
意外に早い登場びっくりするものの、本物DGを見に入り口からメインステージへ人の波をかき分けて突入します!
曲目はFMIF! mix CD 2012収録曲メイン(ずっと聴いてたので嬉しい♥)でしたが、"One Love" "Nothing but Beat" "Pop Life" etc過去アルバムの有名曲も回してくれて最高でした!!!
個人的には"Memories"が聴けて良かったのと、昔の曲でもお客さん全員で歌えたっていうのがすごいなーと思いました。
Europe No.1 DJから世界No.1のDJへと見事転身:)


David Guetta!!!

 奥様のCathyも途中からステージに登場。
基本やっていることは、客席煽り&グッズ投げぐらいでしたが。。
プレイ中にも奥様と耳打ちで話す等親密な雰囲気を演出しておりました。

David & Cathy Guetta!!!


さすがのDavid Guetta集客力!
疲れ果ててAM5:30で私たちは退散しましたが、DGは休み無しに回してました...
元気すぎる...本人もノリノリで回していたのですごく楽しかったです♥


チケットのお値段はLMFAO→45€、David Guetta→80€ ほど。(エントランスのみ)
これはイビサの相場ではかなり高い方で(big nameだから)、普通のイベントなら20-30€と日本とほぼ変わらない価格帯。
購入方法は、ホテルやネットでも買えるけど、ビーチにいる客引きのお兄さんお姉さんにディスカウントチケットをもらうのがリーズナブルかと思います。
イベントによっては、チケットにFree Disco Busがついているものも!
このディスコバスがまた、何とも言えない程楽しいのでぜひ乗って欲しいです。

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昼のIbiza。
朝までPartyなので、基本お昼すぎ起床→ビーチ・プールでのんびりという生活。
ビーチ沿いにカフェがたくさんあるので、ランチしたり、スムージーをのみながらChatting♬
ヨーロッパの人はみんなオイルを塗ってひたすらsun tunning。真っ黒です。

Ibiza, Formentera島の地図

Hotelのプールでまったり

内装が素敵なCafe!

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夜のビーチ沿い。
昼とは全く違う雰囲気を醸し出している。
街に出なくても、CafeがBar/Clubのようになっているので十分に楽しめる。
Pre-drinkingには最適な場所!

一番通いまくったTulip Cafe!




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夕方のIbiza。
【世界一綺麗な夕陽】が観れるということで、Cafe Der Merに向う。
夕陽は本当に綺麗だった。。

このビーチ沿いから歩いて30分くらい!


歩いている途中に、綺麗な太陽!

念願のCafe Der Merに着いた!20時半頃




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実際に行ってみると、Crazyだけど、ひとは暖かくて、気候も過ごしやすいしHappyというかPositiveな気分になる島だということがわかりました。
「2nightsなんて短すぎる!有り得ない!」とIbizaの人には言われましたが、十二分に堪能出来ましたし、1週間もいたら廃人になってしまいそうです。。笑
旅の日程的にも、パリ→モンサンミッシェルと文化的なものに触れた後にイビサに来れたのはよかったかなーと思います。


世界的には連日欧州債務危機問題のニュースがメディアをにぎわせていますが、
当のPIIGS1国=スペインではそんなの何のそのという雰囲気。
イビサがリゾート地であることもあると思いますが、スペイン人の「ケセラセラ」の神髄?(というと大げさですが)をこの島に見いだした気がしました。
【今が楽しければ良い、明日のことは明日考えよう】という刹那的な生き方。
それを批判する人も多いかもしれませんが、将来不安がゆえに闇雲に先のことに備えて今生きることをないがしろにしがちな傾向にある人には、見習うべき点でもあると思いました。

2012/09/02

[旅行記] 世界遺産、モンサンミッシェル Mont Saint Michel

モンサンミッシェルに一泊二日で行ってきました。
朝、昼、夜... どの時間帯もまた違った顔を見せていて、美しかったです。

百聞は一見に如かず。ぜひご覧あれ。

朝(8時頃)のモンサンミッシェル。
雲がかっていたのが残念ですが、人も少なく、朝焼けと共に堪能することができました。



昼(15時頃)のモンサンミッシェル。
この時間帯は日帰りの観光客も多く混み合っていましたが、晴天で綺麗な姿が撮れました。




夕方(20-21時頃)のモンサンミッシェル。
ちょうど日もくれかけて来た頃合い。夜に向けて徐々に美しくなっていく島。




夜(22時頃)のモンサンミッシェル。
圧巻でした。日が沈んでからライトアップされた姿は言葉も出ないほど美しかったです。






朝、昼、夜とコンプリートできたので満足しております。
特に夜のモンサンミッシェルからは神秘的なものを感じました。
中世の頃、巡礼地に向かう信者たちはこの一本道をはるばる通っていたのだなあと思いを馳せたりしました。

[旅行記] おなじみの街、パリ Paris

夏に10日間のバカンスを取り、パリ・モンサンミッシェル・イビサに行きました。
写真とともに、感じたこと等含めて記したいと思います。

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まず第一弾は生まれ故郷パリ。
大学1年の時に1ヵ月ほど留学した後、2年夏・3年冬と行っているので今回はおよそ3年ぶり。


エッフェル塔とセーヌ川。いつ見ても癒される風景です。



美術館は三大美術館ルーブル、オルセー、ポンピドゥーとオランジュリーに行きました。
昔はルーブルが圧倒的に良いと思ったのですが、今回はポンピドゥーを一番楽しむことができました。(心境の変化?)
現代アートだと、「この人は何を考えてこの作品を作ったんだろう?この作品にはどのようなメッセージが込められてるんだろう?」というのが想定しやすいというのもあります。
また絵画のみならず、立体的な作品や映像で表現している作品もあるので面白く見ることができました!





Louis Vuitton - 今回のコレクションは一面草間ワールド!
シャンゼリゼのLV本店にはご本人と見分けがつかない(!?)人形も。
草間さんの本はLV本店のみならず、Colette(パリでアツいセレクトショップ)やポンピドゥー内ライブラリーにもおいてあり、その存在感を見せつけられました。

そして、存在感といえば中国人も負けていません。
大型デパート(primtemps, ギャラリーラファイエット)内のLVでは中国人客の入場規制。
大量のブランドショップバッグを持った中国人を散見しました。
luxeブランドは各店最低一人は中国人対応用として中国人の従業員がいました。
不景気なんてなんのその!と言わんばかりの消費っぷりに改めて驚きました。銀座もそうなっていますけどね。



ホテルプラザアテネ内のバー「Bar du Plaza Athene」
まさに近未来バー。メニューはiPadで表示。ホテルプラザアテネが歴史のあるホテルであるからこそのコントラストが新鮮でした。
バーカウンターにもたくさんのお酒がディスプレイされており、全体的にアートな作りでした。
一杯EUR25と価格はお高めですが、とってもluxuryな体験でした。:)





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フランスは”古いもの(=アンティーク)”を大事にする文化だと再認識しました。
「百年はフランスにとっては新しい。」
現地フランス人の知人の言葉。


Parisは何度来ても変わらない古き良き部分が残っていると感じました。
逆に新しいものや利便性を求めると、この街では退屈と感じてしまうのかもしれないです。
(エレベーターや電車のドアは手動、スーパーは21時で閉店、など)


何度も訪れると、その時の自分の環境や価値観によって思いも違ってくるのだなあと感じました。

2012/07/28

[雑感] 若さと美しさと強さ - ヘルタースケルターを観て



ヘルタースケルター鑑賞。
大学時代に原作を読んで衝撃を受けた思い出があり、映画化されるということで楽しみにしていた作品でした。

1番印象に残ったのが検事役の大森南朋が発した言葉。
"若さとは美しい。けれども、美しいということは必ずしも若いと言うことではない。
 美しさとはもっと複雑で、奥深いものであるのだ"

最近ずっとこのまま歳をとらずに生きていけたらいいのにと感じていたので、この言葉が響きました。
潜在的に若さを失うのを心の何処かで恐れていたのかなと。大森南朋はいつも、魅せてくれます。
蜷川監督がこの映画で伝えたかったメッセージも込められているでしょう。


また、主人公りりこを演じる沢尻エリカの言葉も印象的でした。
”強いから美しいんじゃない。美しいから強くなれるんだ”

私は強さが美しさを生むこともあると思いますが、全身整形で美貌を手に入れたりりこにとっては、きっと己の美しさのみを拠り所にして強く居られたのかなと。


”どうして神様はまず私達に若さと美しさを与え、そして奪うんでしょう?”

若さと美しさと強さ。
若さは永続的ではないけれども、美しさと強さは奪われるものではなく、自分次第で手に入れられるものだと思います。

yokoさんのこの言葉を思い出しました。
女子はもっともっっともっと、賢くて、強くて、美しくなるんだ。そして、誰にも消費されちゃいけない。

キャストもはまり役で、原作を裏切らない、予想以上の作品でした。

2012/06/10

[読了] 目指すべき働き方と投資家的思想

社会人になって2年目。
今後どのような働き方をしていくのか?とふと思った時に手に取った本と、twitterでもおなじみ「僕武器」「武器決」の本のまとめ・面白かった点をご紹介します。



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給料とは"必要経費方式"=明日も同じように働くために必要なお金で決まっている。

労働市場では自分自身の労働力が商品である。
商品の値段は「価値(×:使用価値)」によって決まる。
しかし、労働市場における人材評価もコモディティー化が進んでいる。

ラットレースから抜け出すにはどうすれば良いのか?

私たちは今後どのような働き方を目指せば良いのか?

自己内利益の最大化を実現出来る働き方をする。
(自己内利益 = 年収・昇進から得る満足感 - 必要経費(肉体的/時間的労力や精神的苦痛))
満足感を増やすか、コストを減らせば自己内利益は増える。楽しい仕事≒興味の持てる仕事をすれば、精神的苦痛の必要経費は減少する。

また、目先のキャッシュを追い求めず、労働力の価値を引き上げることで稼ぐ働き方が必要。

労働力の価値を積み上げるには、自分の労働力を消費せずに投資するという考え方が必要。
労働力を消費せずに資産として積み上げることで、時間と体力と精神力を使って働くしんどい働き方から脱却することが出来る。


そして、どこの会社でどんな仕事をする場合でも、自分の仕事は最終的に会社の利益にどのようにいくら貢献しているのかということを知っておく必要がある。(「会社は2年で辞めていい」

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著書の内容は様々な所で紹介されていると思いますので、面白いと思った主張をいくつかご紹介します。

-就職難から専業主婦に人気が集まっているが、女子力高い女にお嫁さん市場で勝てないため高学歴女子にとってはハイリスクな選択。キャリアを目指すべき
- 35年住宅ローンは自分が健康であり給料が上がり続けるというシナリオを前提にしていて、万が一のシナリオを想定していない。これは計算管理可能リスク内の投資ができていないという点でハイリスク
- 会社のデュレーションが短期化している中で、一社に人生を委託するサラリーマンは自分でリスク管理ができないという点で同じくハイリスク

リスクアジャステッドリターンを重視しており、まさに投資家的発想だなと思いました。

-勉強ブームの陰には、不安解消(≒煽り)マーケティングがある。実際は英語/IT/会計等を勉強しても、あまりに勉強する人が多いので収入の増加には因果関係がない
-会社が個人を相手に商売するときは、大人数かつ情報弱者のターゲット層が効率が良い。つまり、自分の頭で物事を考えない人はDQNビジネスのかもにされる

このようなビジネスのかもにされないためにも、「武器としての決断思考」は役に立つと思います(し、実際著者も伏線を張ったのではないかと思います)。

“「投資」とは、自分の労働力や時間、人間関係を投資すること”


【読了】

2012/04/16

[紹介]学生に大人気の街、パリ

学生に大人気の街、パリ(大使館HP)


パリが学生都市ランキングでトップになったというニュース。

意外?な感じもしますが、このランキングのメソドロジーが学費や学生人口、生活の質、雇用者に関しても考慮しているためだと思います。


パリが当ランキングでトップを取った理由(フランスの特徴)として以下の要因をあげています:

1.公立大学学費の安さ(学費が平均1,000ドル以下、奨学金等手厚い公的支援システム)
2.国際的雇用者からの高評価(大学と企業とのパートナーシップ、高等教育機関の存在)
3.改善された物理的環境(大学図書館とCROUSに2億ユーロが投入)
4.豊富多彩な文化活動(さらに全て学割で利用/鑑賞できる)
5.大学における様々な取り組み(説明会、学生・教授交流会、チューター。教育研修、アルバイト、住居を探すための独特の支援ネットワーク等)


特に1.の要因が大きいのではないでしょうか。
グランゼコールも学費がかなり安い(一部商業系除く)ですし、ENAやポリテクは公務員扱いでお給料まで出ますし。

文化好きの人は、学生であるという特権を利用して学割が利くのも良いですね。


(私も次は生まれ故郷パリに留学したいです!!!! )

2012/04/15

[雑感]"pas mal" から見る国民性

フランス人は滅多に全肯定をしない。

Comment tu-penses? (どう思う?)と聞いても、
・"pas mal" (英語で言う、not bad)
・"comme ci, comme ca" (英語で言う、so-so)
と答えることがものすごく多い。

フランス人の友達いわく、
彼らが"C'est bon."というのは、「本当に素晴らしい!!!!!!!!」と思う時だけだそう。


逆に、アメリカ人は思ってなくても
"Awesome!" "It's best!"
と言うことが多い。
そっちの方がsuperficialじゃないか?と逆に突っ込まれました。


国民性と言うのはオーバーかもしれませんが、意識してみると国民性の違いが出ているなあと感じた出来事でした。

2012/04/02

Cool Japan Goes Social! Eventから学んだ4つのこと

"Cool Japan Goes Social"というEventに参加しました。 @ 東京国際ホール

そこで個人的に印象に残った言葉&学んだこと、雑感を展開したいと思います。

1.ビジュアルコミュニケーションの重要性
第一部"Cool Japan Goes Social" 生駒芳子×Misha Janette×スプツニ子!のセッション。

三方全員がビジュアルコミュニケーションの重要性を認めていました。

MishaさんはPinterestという画像に特化したSNSを始めたそうです。
"文字は長すぎるとうざい、写真だけで勝負する"(by Mishaさん)
"センスをソーシャルでシェアするという新感覚"(byスプツニ子!さん)


"日本のいい所"を伝える時も、文字で読むのと写真で見るのとでは大違いです。
ビジュアル戦略は日本の省庁HP等まだまだ改善の余地があるのでは、と思います。


2.発見は意外と身近にある?
「本当にいいものは身近にあると気づきにくい」(by スプツニ子!さん)

Mishaさん、スプツニ子!さん二人とも海外の視点を持ち合わせているからこそ、
日本の良い所 = Cool Japanが分かるとおっしゃっていました。

それは誰しも一緒で、海外に出た時に日本を意識することが多く、
日本ではない所で日本を外から見ることで、改めて日本の良さを発見します。
日本に居ると当たり前だと思っていたことが海外では当たり前ではないということに気付くこと。

私も共感しました。違った視点で身近なものを見てみると新たな発見が有ります。


3.フェティッシュなものが受ける時代。
情報過多の時代に、誰でも手に入るようなオールマイティな情報はいらない。
"自分のユニバース"を持っている、自分のスタイルからブレない = フェティッシュなものが受けているし影響力を持つ。
(by 生駒さん&Mishasさん&スプツニ子!さん)


Mishaさんは特に、尖ったファッション、アングラなファッションを主に紹介しているということで独自のユニバースを確立しています。彼女独特だからこそ、それが反響を呼んでいるのです。

どうしても人は浅く広く発信しがちですが、情報が多いからこそフェティッシュなものが際立つのではないかと思いました。

自分のテイストからブレない、絞り込みが大切であるというMishaの発言については
myJapan代表・岡本君の記事も参考になります。(私もここは強く共感したポイントでした。)


4."デザイン塾"が日本の将来を変える?
"Cool Japan meets IDEAS" 伊藤直樹×秋山具義×柴田文江×遠山正道×太刀川英輔
第二部ではMazerというサイトで優秀アイデア&ユーザーに対する公開授賞式が行われました。

最優秀アイデアに選ばれたのは、
【日本人デザイナーが世界で活躍できる方法】というお題に対して
"デザイン塾を作る"というアイデア。

これは伊藤さんや太刀川さん含めクリエイティブデザイナーの方々の昔年の夢らしく。。
私自身デザインに最近興味を持ち始めたので、幼少期からデザインを知る機会があれば素晴らしいと思います。

図画工作にデザインをプラスして、"図工デ"を義務教育で教えるという発想。(by柴田さん)
どうしても日本の教育は○×方式(答えありきでそこに誘導するもの)が多いので、答えがないデザインという概念を同時に教えるのは柔軟な考え方にも繋がるのではないかと思います。

「日本から世界を変えるような発明がうまれていけば良い!」(by太刀川さん)
デザイナーに限らずデザイン教育の門戸を広げるということはArts & ScienceのArtの部分の強化につながるのではないかと思います。ぜひ、実現していただきたいです!!


●まとめ
アーティストやクリエイティブディレクターが一同に介して率直な意見を伺う機会など、
なかなかないので多くの気づきを得ることができたセッションでした。

「デザインは私たちの生活すべての領域に関わっている」(by柴田さん)
私が普段居る業界とは全く違う世界ですが、
実現可能性を気にしすぎてアイデアを出すことをためらわずに、
デザインを自分の生活に上手く取り入れて生きていきたいなと思いました。


*おまけ
チケットも頂き、TOKYO ART FAIRも楽しむことが出来た素敵な土曜の午後でした。
現代アートの良さに今更ながら気づいてきた今日この頃です。。
将来はアートを買ってアーティストを支援できる人になりたいです。

2012/01/22

[雑感]スペシャリストと社外勉強会 - 新浪さんの記事より

土曜日の日経プラスワンで、ローソンの新浪社長が社外勉強会の大切さを説いていました。
以下、気になった点、思った点を綴ります。

「スペシャリストになってこそ、人から頼られ人脈も広がるのです。」
:これは会社に入って実感しました。ある分野のスペシャリストは、社内の多方面の方々から質問を受けています。もちろん社外でも同様である、と思います。
元々私はゼネラリストよりもスペシャリスト志向が強いのでこの言葉はありがたかったです。


「社外勉強会に参加するだけでなく、自らの専門領域で知識を積み上げることも忘れないこと。」
:勉強会に参加しただけで、やった気になりがちなことがあります。今後は勉強会から得たインプットを、アウトプットとして活かせるようにさらに精進していきたいです。
また、上のスペシャリスト志向とも繋がりますが、今後自分の専門領域も定めたいです。


「社外勉強会に参加し続けることには粘り強さが重要です。チャンスは立ち止まっていても来ません。自ら積極的に動いてこそ手に入るのです。早々に家に帰って食事をするのも悪くないけど、若い人達にはぜひ週1〜2回は外の人の話を聞く機会を持ってほしいですね。」

:社会人になり、学生の時と比べて格段と可処分時間が減っている中、悲しきかな以前のように積極的に動くことも少なくなった気がします。。
しかし社内に留まっているとどうしても視点が社内のことに留まりがちなので、私は意識して外の人に会う機会を多く取るようにしています。
やはり、社外の人の話を聞いたり、他業界で働いてる友人と話をすると視野が広がるのを実感します。
早々に家に帰って食事をしたいと思っていないこともないですが、今後そのような機会をさらに積極的に増やそうと思いました。


以上、雑感になってしまいましたが、最後に新浪さんの名言を紹介して締めたいと思います。(ソース:名言DB:新浪剛史


なぜ経営に直結しない内容の勉強会に時間を費やすのか、それは経営者の仕事とは、いち早く社会の大きな流れを感知することだと考えているからです。俯瞰ができず、目の前の効率だけにとらわれていると、取り返しのつかない失敗を招くのです。経営に邁進するのは当然です。そのうえで、社会の動きに応じた手を打つ。勉強会で手がかりを探すわけです。



優れた経営者は直観力に長けていると感じます。そうした感性やひらめきは、社内では生まれづらい。社外の人に会い、四方八方から刺激を受けて、頭を忙しく回転させなければ磨かれないのです。